三菱樹脂が排ガス触媒事業へ参入、独自の高機能ゼオライト素材を使用

2013年2月28日 18:26

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 三菱樹脂は28日、独自の高機能ゼオライト「AQSOA」を用いた尿素SCRシステム向けゼオライト触媒(SCR触媒)の開発及び品質確立に一定の目途が立ったことから、同事業に本格参入すると発表した。

 排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOX)を尿素により還元・無害化する尿素SCRシステムは、その優れた浄化性能から今後の急速な市場拡大が見込まれる注目技術。三菱樹脂は、SCR触媒向け高機能ゼオライト「AQSOA」の世界的な生産・供給体制の確立とさらなる品質の改良を進め、SCR触媒事業の拡大に向けて積極的に取り組んでいく。

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