【アナリストの眼】鉄鋼商社の清和中央HD、前期底に今12月期は急回復へ

2013年1月31日 14:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  清和中央ホールディングス <7531> (JQS)は、鉄鋼専門商社で西日本が地盤の清和興業や東日本が地盤の中央鋼材を傘下に置く持株会社である。

  前期(12年12月期)の連結業績見通しは、8月6日に減額修正して売上高が前々期比4.8%減の400億円、営業利益が同98.9%減の4百万円、経常利益が同48.7%減の3億40百万円、純利益が同19.4%増の1億90百万円としている。復興関連需要も寄与して販売数量は堅調だが、鋼材市況が想定以上に低迷しているため、利鞘が縮小して営業損益が大幅に悪化する模様だ。

  ただし今期(13年12月期)については、安倍晋三内閣の積極的な財政出動政策を背景に、復興関連を含めた公共投資需要が期待される。海外も中国の景気底入れで鉄鋼需要が上向き、国内の鋼材市況にプラス要因となって営業損益の大幅改善が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、昨年夏以降は概ね8400円~8500円近辺に張り付いた状態が続いている。1月8日には一時8010円まで急落する場面があったが、終値では8300円に戻している。1月28日の終値8460円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS48円52銭で算出)は174倍近辺、前期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.1%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS2315円17銭で算出)は3.7倍近辺となる。

  前期の営業損益悪化見通しを織り込んでほぼ底値圏と考えられるが、出直りは国内鋼材市況の上昇などの好材料待ちだろう。今期の業績見通しで市況上昇と営業損益改善が確認できれば動意付く可能性があるだろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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