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【話題】日経平均が安倍政権後初の大幅下げ
■無配のオリンパス2000円などはしゃぎ過ぎの反動
16日(水)の日経平均株価は288円安の1万0591円と安倍政権スタート以来、初めての大きい下げとなった。「単なる微調整なのか」、それとも「安倍政策に早くもヒズミが出てきたのか」など、このところ盛り上がりを見せていた相場だけに個人投資家の関心は強い。
マーケットでは、下げの原因を為替が円安から円高に振れたことと、上げピッチが速すぎたためとみている。とくに、「無配のオリンパスが2000円へあと3円まで買われるなど、将来性はあるとしても足元の投資採算を考えればはしゃぎ過ぎ。無配で2000円ならほとんどの銘柄が高株価になってよいという無茶な理屈になってしまう。ここは、一旦、調整するところだ」(中堅証券)という。
日経平均は昨年11月13日の8619円から1月15日の1万0952円まで2333円の上昇(率27.0%)。『3割高下に向かえ』のフシに接近している。調整の目安となるのは移動平均線で、30日線(1万円程度)を下回ることはなく、15日線(1万0433円)前後まで押せば、恐らく十分だろう。
指摘されるはしゃぎ過ぎに対する反省と共に今後は選別買いの展開が予想される。耐震等の日本列島強靭化政策関連、東南アジア関連などのテーマ性に沿い、利回りやPERなど採算的に買える銘柄が狙い場となるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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