日本精工、メキシコに自動車軸受等の生産子会社を設立

　日本精工は8日、2013年1月にメキシコに自動車軸受等の生産子会社を設立すると発表した。所在地はメキシコのグアナファト州。自動車軸受等の製造・販売等を主な事業とし、工場は2014年春の操業開始を予定している。投資額は約60億円。

　日本精工は、メキシコに生産拠点を持つ自動車メーカーの生産拡大への対応、さらには米国、カナダ、メキシコの北米自由貿易協定圏（NAFTA）において自動車市場の成長が見込まれることから、今回メキシコに生産会社を設立することを決定した。

　日本精工は、これによりメキシコを含む北米市場に対して品質に優れた自動車軸受等の製品をタイムリーに供給し、米国の同社既存工場と合わせて同社の北米自動車事業の更なる拡大を図る。また、メキシコ工場を含めた米州での自動車軸受の生産を拡大することで為替変動に強い体質を構築すると共に、北アメリカ地域他へのビジネス拡大を目指していく。