【アナリストの眼】ネット広告のバリューコマース、株価調整一巡、再び上値追いへ

2012年12月26日 10:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  アフィリエイト型(成果報酬型)ネット広告大手のバリューコマース <2491> に注目したい。株価は足元で短期調整一巡感を強めている。好業績見通しを評価して上値を追う展開が期待されるだろう。

  今期(12年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比16.2%増、営業利益が同16.5%増、経常利益が同21.9%増、純利益が同35.2%増としている。アフィリエイトマーケティングサービス事業(成果報酬型ネット広告)では金融分野を中心として広告出稿が好調であり、ストアマッチサービス事業(ヤフーショッピング内の広告主向けクリック課金型ネット広告)では登録商品数増加に伴って広告露出が増加している模様だ。通期会社予想に対する第3四半期累計(1~9月期)の進捗率は、売上高が75.4%、営業利益が76.1%、経常利益が77.3%、純利益が76.5%と順調な水準である。通期上振れの可能性もあるだろう。

  11月20日に発表した自己株式取得(取得株式総数の上限2000株、取得価額総額の上限1億円、取得期間12月3日~20日)については、12月6日時点で取得株式総数1992株、取得価額総額9997万6700円となり終了した。

  株価の動き(11月22日付で東証1部市場に指定替え)を見ると、11月6日の第3四半期累計業績発表、15日の配当増額(記念配当)発表、20日の自己株式取得発表、22日の東証1部上場と好材料が続き、12月6日に年初来高値5万2900円まで上昇した。その後反落して25日の取引時間中に4万5000円近辺まで調整する場面があったが、終値では4万7000円台に戻して調整一巡感を強めている。25日の終値4万7450円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS3262円52銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1100円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2万4028円80銭で算出)は12倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んで短期調整局面だが、週足チャートで見ると13週移動平均線に対するプラス乖離率が縮小し、過熱感が解消された形だろう。また月足チャートで見ると2万円台での長期モミ合いから上放れ、10年4月の戻り高値4万2200円も突破してトレンド好転を鮮明にしている。今期好業績見通しや中期的成長力を評価して上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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