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【アナリストの眼】強い株価の電通に注目、選挙関連特需も業績押し上げ
<業績&株価分析>
電通 <4324> に注目したい。株価は軟調展開が続いたが、足元では底打ちを確認してトレンド好転の動きを鮮明にしている。選挙関連特需なども支援材料だろう。
今期(13年3月期)の連結業績見通しについては、11月8日の第2四半期累計(4~9月期)業績発表時に、営業利益を除いて下方修正し、売上高が前期比3.6%増、営業利益が同15.4%増、経常利益が同9.1%減、純利益が同5.0%減の見込みとした。第2四半期累計ではロンドン五輪関連が寄与したが、下期以降の広告需要に減速感が見られるとして売上高を下方修正した。また営業外や特別損益では、持分法投資利益減少、為替差損、のれん償却などがマイナス要因となる模様だ。ただし営業利益については、コストコントロールなどで期初予想を確保する見込みとしている。選挙関連特需はプラス要因だろう。
なお、7月12日付で買収を公表した英国の大手広告代理店イージス社については、買収の効力発生日程が未確定のため、今回の予想には織り込んでいない。本格寄与は来期(14年3月期)の模様だが、グローバル展開が加速して収益拡大が期待されるだろう。
株価の動きを週足チャートで見ると、英イージス社買収に伴う財務負担や通期見通しの下振れも警戒されて軟調展開が続き、10月11日に1753円、11月12日には年初来安値となる1747円まで調整した。しかし10月安値と11月安値でダブルボトムとなって底打ちを確認し、13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破してトレンド好転を鮮明にしている。さらに足元では12月7日に2141円、10日に2144円、11日に2158円まで上昇する場面があり、9月19日の戻り高値2133円を突破して先高観を強めている。
12月11日の終値2124円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円78銭で算出)は18~19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間32円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2152円46銭で算出)は1.0倍近辺となる。指標面に割高感はなく、12月7日時点で0.46倍の信用取組も支援材料となり、出直り本格化が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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