【銘柄フラッシュ】クボテックやベスト電が急伸し新規上場エニッシュ関連株も高い

2012年12月11日 16:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  11日後場は、シャープ <6753> が三菱UFJ信託などによる追加融資の報道を好感して尻上がりの6.9%高となり売買代金1位、出来高2位。材料株物色が活発で、本日、新規上場のenish(エニッシュ) <3667> (東マ)が買い気配のまま公開価格の2.3倍の本日上限値に達したため、1位株主のグリー <3632> が4.5%高、類似業態のKLab <3656> は4.8%高など、関連株の動意活発。エニッシュの杉山全功社長がザッパラス <3770> の新規上場(2005年5月)当時の社長だったと伝えられたため、ザッパラスも堅調0.4%高。

  本日、新規上場となった2銘柄のうち、enish(エニッシュ) <3667> (東マ)は後場も買い気配を上げ、13時30分にかけて気配値のまま東証が定めた本日の上限値段1840円に到達。公開価格800円の2.3倍。ソーシャルゲーム開発が主事業。

  本日、新規上場のもうひとつ、UMNファーマ <4585> (東マ)は、公開価格1300円に対し9時12分に1196円で売買成立し初値。その後は1173円を下値に持ち直し、後場1385円まで上げ、終値は1349円。公開価格を上回った。バイオ医薬品の開発を主に、薬品原料の受託製造も展開。当面は新薬候補物質の研究開発投資が先行。

  東証1部の値上がり率1位は前引けに続きクボテック <7709> の21.9%ストップ高となり10日申し込み現在の逆日歩が前日の20円から一挙100円にハネ上がったと伝えられ、信用売り苦境との見方で急伸戻り高値、2位も前引けと同じベスト電器 <8175> となりヤマダ電機 <9831> によるグループ化を公取委が認可と伝えられて前引けの20.2%高からはダレたものの急伸し戻り高値、3位には自転車店チェーンのあさひ <3333> が入り増配を好感して8.9%高、4位には三益半導体工業 <8155> の7.3%高が入り11月中間期好調の観測あり一気に戻り高値。

  中山製鋼所 <5408> は再生支援機構による再建に期待あり出直る兆しの7.0%高、産業革新機構などによる出資が伝えられたルネサスエレクトロニクス <6723> は前場14%高近い上げとなったものの大引けは0.3%高だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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