【アナリストの眼】株価底打ち反転の国際計測器、業績改善期待と高利回り

2012年12月10日 12:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価診断>

  試験装置大手の国際計測器 <7722> (JQS)は、自動車タイヤメーカー向けバランシングマシンなどを主力としている。株価は底打ちして反転態勢を強めてきた。11月9日に今期(13年3月期)業績見通しの下方修正を発表済みであり、来期(14年3月期)業績改善期待で出直り本格化しそうだ。

  今期の連結業績見通しについては、前回予想に対して売上高を5億円減額して前期比3.4%減、営業利益を5億円減額して同4.7%増、経常利益を5億50百万円減額して同6.2%減、そして純利益を2億円60百万円減額して同11.4%増とした。前回の増収予想から一転して減収予想となり、営業増益幅が縮小する。原価率改善をプラス要因と見込んでいるが、為替の円高影響による海外売上高の減少、来期にズレ込む案件の発生、営業外での為替差損の計上などがマイナス要因となる模様だ。配当予想についても従来の年間40円から10円減額して年間30円とした。

  なお12月3日に、国内動電型振動試験機メーカーのエミックとの業務提携を発表している。新規事業の柱としている電気サーボモータ式振動試験機との相互供給などで、両社の事業拡大を目指すとしている。

  株価の動きを見ると、9月以降は軟調展開となり、10月4日には年初来安値となる550円まで調整する場面があった。しかし足元では下値を切り上げて600円台を回復している。11月9日に発表した今期業績見通し下方修正の影響は限定的で、来期業績改善を期待する動きのようだ。12月7日の終値613円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS44円24銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は4.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS444円36銭で算出)は1.4倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復して強基調へ転換の兆しを見せている。また週足チャートで見ると、下値を切り上げて13週移動平均線を突破した。底打ちを確認して反転態勢のようだ。高配当利回りも支援材料であり、抵抗線の26週移動平均線を突破すれば、トレンド好転して出直り本格化が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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