【株価診断】底打ちだが戻り限界のニトリHD、円安と景気の綱引きか

2012年12月10日 07:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ニトリホールディングス <9843> =売買単位50株  直近、7日の終値は6280円。年初来高値から2000円下げた位置にあり、年初来安値に対しては470円上に位置する。特に、安値からの上昇率は8.0%とTOPIX(東証株価指数)の14.1%を大きく下回っている。

  日足チャートでは12月6日に30日線を今年9月26日以来、2ヵ月半ぶりに上抜いている。一方、週足チャートでは26週線を下回ったままである。ただ、26週線とのマイナス乖離率が20%近くまで拡大し短期的には底打ちシグナルとなっている。

  「株価が下げたのは、円高が円安に振れていることが一番の理由」(中堅証券)。家具などの輸入品が多く、マーケット人気は、円高には強いものの円安には弱いといことだ。

  同社の第2四半期(2~8月)は、前年同期比6.8%増収、営業利益17.4%増益と好調。今2月期通期では、前期比8.8%増収、営業利益9.1%増益見通しで、予想1株利益682.0円、年90円配当という好内容。

  利回り1.43%、予想PER9.2倍。指標面では割安感が台頭している。ただ、「為替の基調が円安で定着すれば収益は楽観できないだろう。足元では、円安傾向の中で値下げを打ち出しているが、販売数量をどのていど伸ばせるかが注目される」(同)。

  円安で日本の輸出企業の業績が上向き、国内にの景況感が上向けば国内需要も期待できるわけで、同社株にとって、必ずしも円安はマイナスばかりではないだろう。

  短期的には、株価は底を打っているものとみられ、当面は戻り相場が期待できそうだ。

  ただ、年初来高値8280円(9月)と、安値5810円(11月)の「中間値」7045円を下回っているため、買方には戻れば売りたい気持ちは強いものとみられる。26週線(7080円ていど)を上回るような反発相場は難しそうだ。基調は戻り売りとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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