NECと科学警察研究所がポータブル型DNA解析装置の共同評価を実施

2012年11月23日 07:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

NEC<6701>(東1)は、現在開発中の、DNAの抽出から解析までのプロセスを一貫して行うことのできる個人識別用ポータブル型DNA解析装置の精度について、科学警察研究所と共同評価を実施した。共同評価は今後、2013年度末まで継続予定。

NEC<6701>(東1)は、現在開発中の、DNAの抽出から解析までのプロセスを一貫して行うことのできる個人識別用ポータブル型DNA解析装置の精度について、科学警察研究所と共同評価を実施した。共同評価は今後、2013年度末まで継続予定。[写真拡大]

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■2014年度の商用化を目指す

  NEC <6701> は、現在開発中の、DNAの抽出から解析までのプロセスを一貫して行うことのできる個人識別用ポータブル型DNA解析装置の精度について、科学警察研究所と共同評価を実施した。共同評価は今後、2013年度末まで継続予定。

  ポータブル型DNA解析装置は、装置と消耗品である解析チップ(解析するためのプラスチック板)と試薬パッケージで構成される。NECはパートナー企業とともに、解析チップと試薬パッケージについて、微量の液体を制御する技術を安価に装置に実装することを可能にした。この解析チップと試薬パッケージを装置と組み合わせることで、従来の解析作業で必要であったピペットを用いた解析を不要とし容易な操作性を実現する。

  DNA解析のプロセスは、(1)細胞の採取、(2)DNAの抽出、(3)DNA量を増やすPCR増幅(DNAを増幅するための原理またはそれを用いた手法)、(4)DNAの大きさを調べる電気泳動、(5)個体差を判別するSTR解析から成り立つ。同装置は、通常個別の装置で行うこれらのプロセスを一貫して行うことのできるもの。この一体化により、各プロセスが連動し、また、加温冷却を繰り返し行うPCR増幅作業が大幅に高速化することで、DNA抽出プロセスから解析プロセスまでの作業を短縮、今回の評価機で実施する全工程を約60分で完了する。さらに、一体化した装置はおよそスーツケース大まで小型化しており、使用場所を移動しての活用が可能。

  共同評価の第一弾として、NECと科学警察研究所は、10月24日~11月7日に、科学警察研究所の提供するDNAサンプルを用い、実用化を視野に入れた評価を行った。従来のDNA解析手法による解析結果と本装置で行った解析結果を比較し、評価を行った結果、将来を期待するに十分な精度と再現性を有することを確認した。

  科学警察研究所は、今回の評価結果について、いくつかの課題を指摘しながらも、「これらの課題が改善されれば、迅速なDNA型検査法の確立につながる可能性がある」とコメント、引き続き、警察活動への貢献に資するべく、共同研究を継続していくとしている。

  NECは、同装置を犯罪捜査の迅速化や犯罪の抑止に役立たせ、安全・安心な社会の実現に貢献できるよう、この評価を通じてさらなる装置の改良を続け、2014年度の商用化を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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