【アナリストの眼】高値更新見込める東映アニメ、好業績に自己株買い、指標なお割安

2012年11月22日 10:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価診断>

  アニメ大手の東映アニメーション <4816> (JQS)は、10月29日に今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期)連結業績と自己株式取得を発表している。

  第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比11.1%減、営業利益が同37.1%減、経常利益が同33.7%減、純利益が同30.5%減の減収減益だった。前期に好調だった商品販売事業の反動減が主因だが、4月に開始した「聖闘士星矢ギャラクシーカードバトル」などソーシャルゲーム事業が想定以上に好調だったことに加えて、映像製作事業と版権事業も順調に推移したため期初計画を上回った。

  通期見通しについては前回予想(9月24日に上方修正)を据え置き、売上高が前期比15.2%減、営業利益が同35.5%減、経常利益が同34.1%減、純利益が同30.2%減としている。ただし通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が51.7%、営業利益が52.9%、経常利益が54.6%、純利益が55.3%と高水準であり、下期の劇場作品「映画スマイルプリキュア!」「ワンピース」公開なども考慮すれば、再度の上方修正の可能性が高いだろう。

  なお、自己株式取得(取得株式総数の上限25万株で自己株式除く発行済株式総数に占める割合1.79%、取得価額総額の上限5億円、取得期間12年10月30日~13年1月29日)については、10月30日~31日に累計株式数7600株、総額1452万1000円を取得している。

  株価の動きを見ると、9月中旬以降に強基調の展開となり、9月24日の業績予想上方修正、10月29日の第2四半期累計業績と自己株式取得も好感する形で続伸し、11月21日には2095円まで上昇し、3月23日の年初来高値2115円に接近した。21日の終値2085円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS158円41銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2385円10銭で算出)は0.8倍台となる。

  日足チャートで見ると、短期的な中段保ち合いを挟みながら強基調の展開が続いている。週足チャートで見てもトレンド好転後は一段高の展開となっている。通期見通しの再度の上振れ期待や自己株式取得を支援材料に、3月の年初来高値を突破して一段高の可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリス水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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