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【アナリストの眼】貴金属リサイクルの松田産業株価、下方修正を自己株買いで評価へ
<業績&株価分析>
貴金属リサイクル事業が主力の松田産業 <7456> は、11月5日に今期(13年3月期)連結業績見通しの下方修正を発表し、12日に第2四半期累計(4~9月期)決算と自己株式の取得を発表した。
通期の見通しは前回予想に対して、売上高を250億円減額して1700億円(前期比9.4%減)、営業利益を28億円減額して42億円(同38.6%減)、経常利益を27億円減額して45億円(同36.0%減)、純利益を16億円減額して27.6億円(同34.4%減)とした。半導体・電子部品業界の生産低迷に伴い主力の貴金属関連事業が低調だったうえに、食品関連事業で一部商品の市況悪化の影響を受けた模様だ。増収増益予想から一転して減収減益見込みとなる。なお修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が47.8%、営業利益が43.1%、経常利益が44.6%、純利益が48.3%とやや低水準だが、下期の貴金属関連事業が回復に向かうとしている。
自己株式取得は、取得期間を11月13日~12月20日、取得株式総数の上限8万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合0.29%)、取得価額の上限1億円としている。8月13日~31日(8万株を取得)、9月11日~10月19日(8万株を取得)に続く自己株式取得であり、需給面での株価支援材料となるだろう。
株価の動きを見ると10月以降は下値模索の軟調展開となっている。業績下振れに対する警戒感を強めた形だろう。11月9日と12日には1000円台を割り込んで年初来安値となる993円まで調整した。12日の終値993円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS100円78銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は2%台半ば、実績PBR(前期実績の連結BPS1490円19銭で算出)は0.6倍台となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線が抵抗線の形で下値模索の展開となった。ただし業績下振れに対する警戒感は織り込んだ可能性があるだろう。新たな自己株式取得を材料視して反発局面が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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