【編集長の視点】日本特殊塗料2Q上方修正も反落、塗料株の割安見直しは空振りか

2012年11月6日 11:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  日本特殊塗料 <4619> は、3円安の343円と変わらずを挟んで5営業日ぶりに反落している。前日5日大引け後に11月7日の今3月期第2四半期(2Q)累計決算の発表に先立って、その2Q累計業績を上方修正、V字回復を鮮明化したが、2月27日につけた年初来高値370円に迫っていたことから利益確定売りが先行している。

  前日、塗料株は、同社のほか大日本塗料 <4611> が、後場取引時間中に2Q累計業績の上方修正を発表しており、10月25日には神東塗料 <4615> (大1)も、2Q累計・3月通期業績を上方修正した。

  市場では、トヨタ自動車 <7203> の今期業績の上方修正をキッカケに下方修正が相次ぐ電機株から自動車株の乗換えが進むとの観測が強まっており、塗料株は、上方修正続出で、低位値ごろ妙味もあり、自動車関連の割安セクターとして浮上との期待もあった。この期待は、日本特殊塗料のこの日の反落で空振り気味となっているが、なおきょう6日に2Q累計決算を発表予定の日本ペイント <4612> 、7日発表予定のトウペ <4614> 、9日発表予定の関西ペイント <4613> などの決算動向を見極め、期待通りか、期待外れかしっかり確認することになりそうだ。

  日本特殊塗料の2Q累計業績は、期初予想より売り上げを9000万円、経常利益を1億4000万円、純利益を8000万円それぞれ引き上げ、純利益は、7億3000万円(前期比2.0倍)と大幅増益転換する。自動車製品関連事業の売り上げが増加し、原価構成が改善したことが要因で、3月通期業績は現在、精査中で11月7日予定の2Q累計決算発表時に公表するとしている。

  株価は、今期第1四半期のV字回復業績を手掛かりに年初来高値にあと6円と迫る364円まで買われ、300円台下位でのもみ合いを続けてきた。PERは7倍台、PBRは0.4倍と割安放置となっている。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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