【アナリストの眼】アルコニックス、2Q利益進捗率6割超の高水準、通期予想控えめ

2012年11月5日 10:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  非鉄金属専門商社のアルコニックス <3036> は、10月23日に今期(13年3月期)見通しの下方修正を発表し、11月2日に第2四半期累計(4~9月期・2Q)連結業績を発表した。

  第2四半期累計は売上高が前年同期比19.8%減、営業利益が同45.5%減、経常利益が同42.3%減、純利益が同48.3%減の大幅減収減益だった。景気減速の影響で、特にレアメタル・レアアースの需要が家電や半導体産業向けに大幅減少し、前年が高水準だった市況が大幅に下落したこともマイナス要因となった。

  通期見通しについては前回予想に対して、売上高を390億円減額の前期比24.8%減、営業利益を11億円減額の同40.3%減、経常利益を7億円減額の同33.3%減、純利益を6億円減額の同34.7%減とした。減収減益幅が広がる見込みだが、通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が53.3%、営業利益が61.5%、経常利益が67.2%、純利益が63.4%と高水準であり、かなり保守的な下方修正と言えるだろう。中国景気に底入れ感との見方もあり、一転して上振れの可能性もあるだろう。

  株価の動きを見ると、業績下振れ懸念を強めた9月以降は上値下値を切り下げる軟調展開が続き、11月1日には年初来安値となる1271円まで調整した。11月2日の終値1285円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS251円85銭で算出)は5倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は4%台、実績PBR(前期実績の連結BPS2143円39銭で算出)は0.6倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線が抵抗線の形となって下値を模索したが、指標面には割安感が台頭しており、ほぼ底値圏だろう。第2四半期累計の進捗率の高さを考慮すれば売られ過ぎ感も強く、目先的にはリバウンド局面が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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