KDDI、モスクワに外資初のデータセンターを新設

　KDDIは1日、ロシアのモスクワにTELEHOUSEグローバルスタンダードに準拠したデータセンター「TELEHOUSE MOSCOW」を新設し、2012年11月1日よりサービスの提供を開始すると発表した。同データセンターの開設により、海外におけるTELEHOUSEデータセンターの拠点は12地域、15都市、24拠点となる。

　KDDIは、現地データセンター運営会社DataSpace社との事業提携により、「TELEHOUSE MOSCOW」を開設し、日系のみならず外資初のデータセンター事業者としてロシア市場へ参入する。今後さらなる経済成長が見込まれるロシア市場において、増加するデータセンター需要をいち早く捉え、TELEHOUSEグローバルスタンダードに準拠したサービスにより、インフラ環境の安定性に課題を有するロシア市場において最高品質のデータセンターを提供する。

　KDDIは2012年1月に、ドイツ・フランクフルトに「TELEHOUSE FRANKFURT」を設立し、既設のイギリス、フランスのデータセンターと合わせ、西欧地域における同事業強化を図ってきた。今回のロシアデータセンター事業参入を足掛かりに、欧州市場全体でのICT事業基盤の強化を継続していく。