【アナリストの眼】ラクーン株価、4月の高値に挑戦、移転費用など吸収し増収増益

2012年11月1日 10:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  ラクーン <3031> (東マ)は、衣料・雑貨分野の企業間電子商取引サイトを運営している。利用企業数が増加基調であり中期的に収益拡大が期待される。株価はトレンド好転して高値圏に回帰しており、4月の年初来高値を試す可能性があるだろう。

  今期(13年4月期)連結業績見通しの会社予想は、売上高が前期比9.9%増~13.2%増、営業利益が同14.3%増~21.4%増、経常利益が同12.8%増~20.3%増、純利益が同0.9%増~10.1%増としている。主力のEC事業で企業間電子商取引サイト「スーパーデリバリー」の利用が増加基調であり、締め支払い決済サービス「Paid」事業と売掛債権保証事業の先行投資負担や、本社移転費用などを吸収して増収増益見込みとしている。通期会社予想(レンジ予想の中間値で算出)に対する第1四半期の進捗率は、売上高が23.3%、営業利益が20.0%、経常利益が20.7%、純利益が19.1%とやや低水準だったが、期後半に向けてのサイト利用拡大で挽回可能だろう。

  株価の動きを見ると、8月以降は概ね5万6000円~6万2000円近辺のレンジで推移していたが、10月に入ると水準をやや切り上げて、モミ合い展開から上放れる形となった。10月12日には6万9500円まで上昇する場面があり、足元では概ね6万円台半ばで推移している。10月31日の終値6万6000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社レンジ予想の連結EPSの中間値6331円90銭で算出)は10~11倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS6万7498円40銭で算出)は0.9倍台となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を挟んでモミ合う展開から上放れた形である。また週足チャートで見ると、26週移動平均線を突破してトレンド好転を鮮明にしている。高値圏に回帰して、4月24日に付けた年初来高値7万1500円が視野に入っており、上値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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