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大塚メディカルデバイスとパイオニア、医療用内視鏡事業で業務提携
大塚ホールディングスの100%子会社である大塚メディカルデバイス(OMD)とパイオニアは29日、新たな医療用内視鏡の共同開発を目的として業務提携することに合意したと発表した。
事業化にあたり、パイオニアはHEED-HARP技術に基づく超高感度撮像板を活用した医療用内視鏡カメラをOMDとともに開発し、OMDが全世界に向けて販売を行う予定。HEED-HARP技術とはわずかな光量で鮮明な映像を得ることが可能な超高感度カメラ技術。同技術を活用した超高感度小型カメラの開発に成功したことで内視鏡への応用が可能となり、将来的には超細径化やワイヤレス化などへの応用が考えられるという。
OMDの白藤泰司社長は、「我々は、パイオニアのHEED-HARP技術を医療用内視鏡に導入することにより、画期的な内視鏡の開発に結び付けることができると考えている。将来的には既存事業への応用も視野に入れてパイオニアと提携を進め、グローバルに展開していく」とコメントしている。
パイオニアの小谷進代表取締役兼社長執行役員は、「我々は、昨年11月29日に発表した新・中期事業計画の中で“新規分野への事業参入と育成”を掲げており、その一つである医療・健康機器関連分野には、当社の保有する映像技術、光技術などを活用し参入する予定。今回の業務提携により、OMDの保有する医療機器分野における事業基盤・技術と、当社が開発した超高感度撮像技術を組み合わせることで、革新的な製品の開発につながると考えている」とコメントしている。
今回の業務提携により、OMDとパイオニアは、手術の際などに患者の負担が少ない低侵襲医療用内視鏡への応用に向けた開発を進めていく。
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