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ブリヂストンなど、乗用車向け超低燃費タイヤ用ゴムの技術開発に成功
ブリヂストンは22日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のナノテク・先端部材実用化研究開発の一環として、革新的なナノ階層構造設計技術を開発したと発表した。
研究開発では乗用車タイヤ用ゴム材料の各原材料であるポリマーおよび充填剤等の配置をナノレベルで最適化し、従来の乗用車用低燃費タイヤ用ゴム対比でエネルギーロスを40%以上低減、耐摩耗性能を25%以上向上するゴムの技術開発に成功している。
同技術開発を通じて得られた研究成果(評価・解析・予測法)は、今後ブリヂストンの材料技術「ナノプロ・テック」と融合させ、現在市販されている低燃費タイヤ(低燃費タイヤの転がり抵抗ラベリンググレードAA~AAA相当)対比で転がり抵抗をさらに20%低減したタイヤの開発を目指す。
今回のプロジェクトでは、NEDOによる支援のもと、ブリヂストン、JSR、東北大学原子分子材料科学高等研究機構、九州大学先導物質化学研究所、産業技術総合研究所ナノテクノロジー研究部門が産学官連携のオープンイノベーション研究体制を構築し、世界最高水準の分析、解析、計算、材料技術を融合させることで、目標を達成した。
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