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丸紅、ベネズエラ国鉄から近郊型電車52両を受注
今回受注した近郊型電車のイメージ図(画像:丸紅)[写真拡大]
丸紅は10日、日本車両製造および東芝と共同で、ベネズエラ国鉄より近郊型電車13編成(52両)の供給案件を受注したと発表した。車両部分は日本車両、電機制御部分は東芝が担当し、完成車両を納入する。納期は30ヶ月を予定している。
丸紅は、1992年と2004年の2度にわたる受注契約により、イタリア、ベネズエラ企業との国際コンソーシアムの一員として、ベネズエラ国鉄に対し、首都カラカス市と近郊衛星都市クアを結ぶ42km(2006年営業運転開始、複線交流電化路線)の路線に、日本車両と東芝製の車両13編成(52両)を供給し、また、車両保守工場・基地設備、信号・通信・駅内サービス関連設備、予備品を納入している。
今回の案件は同路線への増備車両の納入であり、丸紅の鉄道プロジェクトにおける機器調達、プロジェクトマネージメント・ファイナンス組成能力と、日本車両・東芝の優れた設計、高い技術力、既存車両の性能が客先に高く評価され、今回の受注に至った。
同案件は、カラカス近郊における慢性的な交通渋滞解消を目的としており、ベネズエラ国鉄の乗客輸送能力を大きく改善することが期待されている。
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