イオン、反日デモで破壊された「ジャスコ黄島店」を11月下旬に再開へ

2012年10月4日 12:06

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 イオンは4日、9月15日に中国で起きた反日デモに乗じた破壊行為により、多大な被害を受けた青島イオンの「ジャスコ黄島店」(山東省青島市)について、今年11月下旬の全館営業再開を目指し、同店従業員を中心に国を超えグループ一丸となって復旧作業に取り組んでいると発表した。

 イオンによると、同店の被害状況について専門家等による調査を行った結果、被害総額は商品や什器・備品など含めて約7億円程度と判明したが、保険等の適用により今期業績への影響はほとんど無い見込みだという。また、「顧客や従業員への人的被害は一切なかった」としている。

 イオンは、「営業再開後のジャスコ黄島店は、新しく生まれ変わった店舗として、地域に根ざし地域のお客さまからの一層の信頼にお応えする店づくりを進めていく」とコメントしている。

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