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【アナリストの眼】東映アニメ、増額受け株価上昇に勢い、ソーシャルゲーム好調
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アニメ大手の東映アニメーション <4816> (JQS)は9月24日、今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期)と通期の連結業績見通しの上方修正を発表した。
通期については、売上高を前回(5月14日公表)予想に対して30億円増額の280億円(前期比15.2%減)、営業利益を9億円増額の32億円(同35.5%減)、経常利益を9億円増額の35億円(同34.1%減)、純利益を5億円増額の22億円(同30.2%減)の見込みとした。4月にサービス開始した「聖闘士星矢ギャラクシーカードバトル」など、ソーシャルゲーム事業が想定以上に好調に推移しているため、減益幅が大幅に縮小する見込みとしている。また「ワンピース」「スマイルプリキュア!」関連商品も好調な模様である。
前年の「ワンピース」関連の大ヒットの反動減や、映画製作本数増に伴う原価増などで減収減益は避けられない模様だが、10月には「映画スマイルプリキュア!」、12月には「ワンピース」劇場最新作の公開を予定しており、その動向次第では再度の増額の可能性もあるだろう。
株価の動きを見ると、9月中旬以降に強基調の展開となり、24日発表の業績予想の上方修正も好感して10月1日には1875円まで上伸した。10月1日の終値1875円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS158円40銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS2385円10銭で算出)は0.7倍台となる。
日足チャートで見ると1700円近辺のモミ合いから上放れて急伸した。週足チャートで見ると抵抗線だった26週移動平均線を突破し、さらに6月27日に付けた戻り高値1860円も突破した。上昇トレンドへの転換を確認した形で上値追いの可能性があるだろう。4月以来の2000円台回復が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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