三菱自、予防安全技術「e-Assist」を開発 新型「アウトランダー」に採用

2012年9月5日 17:10

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新型「アウトランダー」 e-Assist装着車(欧州仕様)(画像:三菱自動車)

新型「アウトランダー」 e-Assist装着車(欧州仕様)(画像:三菱自動車)[写真拡大]

 三菱自動車は5日、電波レーダーやカメラによって安全かつ快適なドライブをサポートする予防安全技術「e-Assist(イーアシスト)」を新たに開発したと発表した。国内では、今年10月にフルモデルチェンジを予定しているSUV「アウトランダー」に初採用する。

 「e-Assist」は、渋滞での走行時でも、先行車との車間を維持しながらの走行を可能とする「レーダークルーズコントロールシステム(ACC)」、先行車との車間距離が急に縮まった場合、自動ブレーキによって衝突の回避、または被害の軽減をサポートする「衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)」、走行中の車線から逸脱しそうな場合に、ドライバーに警報で注意を促す「車線逸脱警報システム(LDW)」の3つの機能から構成されており、長距離運転や夜間・悪天候で視界の良くない場合など、比較的事故の起こりやすい状況においてドライバーの安全な走りをアシストする。

 三菱自動車は、衝突安全強化ボディ「RISE(Reinforced Impact Safety Evolution)」やSRSエアバッグ、車両の横滑りを抑えるアクティブスタビリティコントロール(ASC)などの安全・安心装備を積極的に市販車に採用している。今回の「e-Assist」をはじめ、先進的な安全技術の研究・開発を今後も進め、順次実用化を目指す。

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