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【編集長の視点】ファーストリテイの8月ユニクロ売上と6日続落の株価をどうみる
【マーケットトーク・材料&株価】
ファーストリテイリング <9983> は5日、300円安の1万7780円と変わらずを含め6営業日続落している。前日4日大引け後に今年「8月の国内ユニクロ事業」の月次売上推移速報を発表、既存店売上高が、5カ月ぶりに2.0%増とプラス転換したが、8月通期売上高が、前々期比0.5%減と前々期の6.0%減に続きマイナスとなったことと綱引き、年間連続マイナスにネガティブに反応して売り増勢となっている。
「8月月次売上」は、月を通して気温が高く、夏物販売が、好調に推移したことが寄与しており、既存店のプラスに直営店とダイレクト販売を加えた合計でも、5.7%増と前月の0.8%増から伸び率を拡大した。年間売上高は、天候不順の影響で、今年4月以降、4カ月連続で前年同月を下回ったことが影響して連続マイナスとなった。
■最近は月次動向より日経平均に感応度高い
同社の株価は、毎月の月次動向の増減に一喜一憂、好感高、失望売りを繰り返してきた。その意味では元祖で究極の月次動向敏感株と目されているが、これまでの月次動向発表後の株価を詳細に分析してみると、月次動向との連動性はそれほど高くない。
例えば、前月7月は既存店売上高が、2.0%減と4カ月連続のマイナスと異常低温の影響を受けたが、全店売上が、0.8%増と浮上したこともあり、株価は、逆に1万8580円の戻り高値まで2700円高した。
また、月次売上高の増減と業績動向の連動性もそれほど高くはない。今年7月は、月次売上高のマイナスが続き、2012年8月期業績を下方修正したが、それ以前では、マイナスが続くのに上方修正したり、連続プラスなのに下方修正したケースもあった。海外展開を強め海外事業の収益拡大を目指す同社にとって、相対的に国内ユニクロ事業のウエイトが低くなっていることを示しているとも受け取れる。
こうした株価推移から判断すると、同社株は月次動向敏感株より、日経平均株価との感応度が高く、先物主導の需給株という実態がより鮮明化する。上がるから買う、下がるから売るという短期売買が幅をきかし、月次売上高や業績動向の実態分析より、テクニカル分析を重視する方が、より株価の方向性にアプローチしやすいということかもしれない。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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