大証銘柄が逆行高特性の本領発揮か?日金銭が業績を上方修正し急続伸=浅妻昭治

2012年8月24日 09:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

軟弱相場で逆行高特性を発揮する銘柄といえば、バイオ関連株に低位値ごろ株が定番で、さらにかつては大証銘柄も、この一角として有力視されてきた。

軟弱相場で逆行高特性を発揮する銘柄といえば、バイオ関連株に低位値ごろ株が定番で、さらにかつては大証銘柄も、この一角として有力視されてきた。[写真拡大]

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

  軟弱相場で逆行高特性を発揮する銘柄といえば、バイオ関連株に低位値ごろ株が定番で、さらにかつては大証銘柄も、この一角として有力視されてきた。その大証株が、本領発揮場面を迎えそうである。

  というのも、株価材料の夏枯れ状態が続いている前日23日大引け後に、大証を主市場とする日本金銭機械 <6418> (大1)とダイハツディーゼル <6023> (大2)が、今3月期業績を上方修正し、このうち、日金銭が、寄り付きの買い気配から56円高の723円まで買い進まれ急続伸しているからだ。

  ダイハツデは、さすがに上方修正でも純利益の減益率の縮小にとどまるだけに8円安の217円と変わらずを挟んで3日ぶりの反落にとどまっているが、日金銭の急騰は、大証銘柄への連想買いを強める展開も想定させる。

  日金銭は、国内のパチスロコーナー関連設備機器や北米のカジノ向け需要の拡大から、通期純利益を期初予想より2億5000万円引き上げ9億円(前期比15%増)と減益転換予想から連続増益へと上方修正した。

  一方、ダイハツデは、第2四半期(2Q)累計業績は上方修正、3月通期業績は下方修正と増減マチマチとなったが、純利益は、遊休固定資産譲渡による特別利益計上で2Q累計・通期とも上方修正、通期純利益は、期初予想より1億円引き上げ15億円(37%減)と連続減益率を縮小する。

  日金銭のPERは19倍台と割高だが、PBRは0.8倍と割り負けており、ダイハツデも含めた両銘柄の業績上方修正で、北浜銘柄への注目度がアップしそうである。(執筆者:浅妻昭治 株式評論家・日本インタビュ新聞 編集長)

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