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【アナリストの眼】見直し余地大きい神鋼商事、営業益15%増へ、PER5倍で割安
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鉄鋼関連商社の神鋼商事 <8075> は10日、今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)の連結業績を発表した。
売上高は前年同期比7.9%減、営業利益は同38.4%減、経常利益は同31.4%減、純利益は同99.4%減の減収減益だった。自動車関連の線材製品やアルミ製品の取扱は好調だったが、国内外の景気減速の影響を受けて鋼板製品、輸入鉄鋼原料、半導体用リードフレーム、ハードディスク用アルミ板条、液晶用電子材料、溶接材料・関連機器などが低調だった。
通期については期初時点の会社予想に対して、売上高を前期比4.0%減、営業利益を同15.9%増、経常利益を同4.8%増で据え置いたが、純利益を35億円から29億円(前期比1.3%減)に下方修正した。大阪国税局の税務調査の結果、07年3月に実施した子会社の増資引き受けの関連で12年6月に更正処分を受け、過年度法人税等として6億7百万円計上したためだ。当該取引については税務上適切に処理したと認識しており、国税不服審判所に対して審査請求を行って処理の正当性を主張していくとしている。なお配当については第2四半期末を3円の予想とし、期末については未定としている。
通期会社予想に対する第1四半期実績の進捗率は、売上高が24.5%、営業利益が13.3%、経常利益が16.9%、純利益が0.1%とやや低水準だが、期後半の回復を見込んでいる模様だ。
株価の動きを見ると、7月25日に年初来安値となる158円を付け、その後も概ね160円台前半のレンジで推移している。第1四半期の進捗率が低水準だったことで通期の下振れ懸念も影響しているだろう。ただし週足チャートで見ると、160円近辺が下値支持線の形となりほぼ底値圏だろう。
8月22日の終値163円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円75銭で算出)は4~5倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS300円70銭で算出)は0.5倍台となる。
目先は底値圏で調整局面だが、指標面には見直し余地があるだけに、一旦は反発が期待できそうだ(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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