【アナリストの眼】アドアーズの第1Qは震災後特需反動で減益、通期は前期並み確保

2012年8月20日 14:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

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  アミューズメント施設運営のアドアーズ <4712> (JQS)は8日、今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期=弟1Q)業績(非連結)を発表した。

  売上高は前年同期比19.9%減、営業利益は同42.6%減、経常利益は同44.3%減、純利益は同53.5%減と大幅減収減益だった。アミューズメント施設運営事業、設計・施工事業ともに、前年同期の震災後特需の反動などで伸び悩んだ。なお、親会社のJトラスト <8508> (大2)グループのKCカードとの共同事業であるレンタルビデオ店については、5月に既存レンタル店を譲り受けて2店舗をリニューアルオープンしている。

  通期については前回(5月15日公表)の会社予想を据え置き、売上高が前期比5.0%減、営業利益が同0.3%増、経常利益が同0.4%増、純利益が同23.9%減としている。不採算店閉鎖などの影響で減収となり、営業利益は横ばいの見込みである。純利益については、前期に計上した特別利益が一巡するため減益の模様だ。配当については未定としている。

  第1四半期実績の通期会社予想に対する進捗率は、売上高が23.9%、営業利益が27.3%、経常利益が26.3%、純利益が41.0%となる。第1四半期は前年同期との比較で減収減益だったが、計画に対する進捗率で見れば概ね順調な水準だろう。なお会社リリースによる月次売上動向を見ると、既存店売上高(前年同月比、速報値)は、4月が93.8%、5月が93.4%、6月が95.2%、7月が92.5%となっている。7月は、月末に開幕したロンドン五輪に国民の関心が集中したこともマイナス要因だった模様である。

  株価の動きを見ると、足元では概ね70円近辺で推移している。しかし年初来安値67円(1月6日)を割り込むことなく下値固め完了感も強めている。日足チャートで見ると、17日は前日比4円(5.72%)高の74円まで上昇して、25日移動平均線に接近する場面があった。

  17日の終値72円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS5円80銭で算出)は12~13倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS77円29銭で算出)は0.9倍台となる。

  25日移動平均線を突破すれば、目先的に底入れ感が強まるだろう。6月から7月にかけてモミ合った85円~90円近辺が当面のターゲット水準となるが、低位株だけに動意付く可能性もありそうだ(本紙・シニアアナリスト水田展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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