ヨコレイ3Q:冷蔵倉庫、新規設備が次々戦力化し好調続く

2012年8月17日 15:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

ヨコレイ<2874>(東1)の第3四半期(4月~6月)は、事業によって「寒・暖」の温度差が業績を左右する結果となった。

ヨコレイ<2874>(東1)の第3四半期(4月~6月)は、事業によって「寒・暖」の温度差が業績を左右する結果となった。[写真拡大]

【食品販売、来期へ向けた整備を優先、海外戦略強化し収益構造の改革も】

■事業での温度差響く:~冷蔵倉庫、償却負担増クリアし大幅伸長、食品販売は相場下落が痛手に~

  ヨコレイ <2874> の第3四半期(4月~6月)は、事業によって「寒・暖」の温度差が業績を左右する結果となった。

  期初より、商品相場の下落を前提に、影響が下期業績へ及ぶと見て、在庫入替えを急ぐなど、来期へ向けた体制整備を優先し取組んできた。当四半期はその読み通りの結果となったようだ。

  冷蔵倉庫部門は、前期スクラップ&ビルドで新設した北港物流センターが戦力化した関西ブロック、復興需要などで荷動きが回復に転じた北海道・東北ブロックが、収益重視の集荷活動を展開した施策が奏功し、畜産品・冷凍食品中心に貨物取扱量を伸ばし、入庫取扱量は約79千トン、出庫取扱量は約47千トン、平均保管在庫量が6.4%増加し、売上高7.9%増収、営業利益も新設物流センターの減価償却負担増をカバーして8.5%の大幅な伸びとなった。(いずれも前年同期比)

  一方、不漁・相場下落に加え放射能問題など厳しい環境が続いている食品販売部門は、上半期に損失計上したチキンが回復基調に転じたが、水産品は輸入鮭鱒類の過剰在庫が解消しないうちに下落相場を迎え、サバ等の主力商品相場に影響、相場下落が痛手となった。食品販売部門は、11.3%減収、営業損失667百万円を計上した。

■通期連結業績見通し据え置く:冷蔵倉庫で好調を維持、食品販売で供給体制確立急ぐ

  期初11月に第四次中期経営計画「Step Toward the Future」(3ヶ年)を決め、コア事業・成長力の強化実現に取り組んでいる。

  具体的には、冷蔵倉庫は効率的設備投資を行い、戦略的ネットワークや品質・サービスの競争力を高め収益力向上を図り、通関事業の拡大、国際物流や物流アウトソーシングなどサービスの多様化を進め、低温物流サービス領域拡充で成長力アップを狙う。

  また、厳しい環境下でも勝ち抜ける強い供給体制の再構築に取り組む食品販売は、コア事業の強化に重点を置き、収益構造の改革へ向け海外戦略強化を進める。

  下期後半(7~9月)は、冷蔵倉庫部門では引き続き好調さを維持すると見られる。食品販売部門も期初方針通り在庫入替えを早期に終了し、来期への体制の確立に取組む。

  通期については、一部に相場の底打ち感が出てきたが、新物相場も目先に控えているため、5月9日に修正した連結業績見通しに変更はない模様だ。

  売上高1,133億円(前期比8.6%減)、営業利益30億円(同28.5%減)、経常利益2,880百万円(同33.0%減)、当期純利益1,560百万円(同6.5%減)。なお、当期配当1株当たり20円を据え置く予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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