【アナリストの眼】10月から持株会社へ移行のピーアンドピー、指標割安で見直し余地

2012年8月17日 15:01

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  携帯電話などの販売支援や人材派遣を手掛けるピーアンドピー <2426> (JQS)は7日、今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)連結業績を発表した。

  売上高は前年同期比1.5%増、営業利益は同34.5%減、経常利益は同36.3%減、純利益は同47.0%減の増収減益だった。新規顧客獲得などで増収だったが、社会保険料率の上昇や、利益率の高い臨時棚卸案件の減少などが減益要因となった模様だ。

  通期の見通しについては前回(5月10日公表)の会社予想を据え置き、売上高が前期比1.4%増~10.2%増、営業利益が同8.4%増~28.1%増としている。レンジ形式の公表で経常利益と純利益は未公表だが、新規顧客獲得などで増収営業増益の見込みである。配当についても年間980円(期末一括980円)の予想を据え置いた。

  第1四半期実績の通期会社予想(レンジ予想の中間値を想定)に対する進捗率は、売上高が23.4%、営業利益が13.7%とやや低水準であり、利益面の動向には注意が必要かもしれない。なお会社リリースによる連結月次売上動向(参考値)を見ると、12年7月は前年同月比2.9%減少、4~7月累計は前年同期比0.4%増加となっている。

  株価の動きを見ると、足元では概ね1万9000円~2万円のレンジで推移している。第1四半期の減益が嫌気される場面があったが、14日~16日は3営業日続伸して反発しており、売りは一巡したようだ。

  8月16日の終値1万9470円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結純利益およびEPSは未公表のため、営業利益予想のレンジ中間値を基に推定したEPS3000円で算出)は6~7倍近辺、今期予想配当利回りは5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2万9251円05銭で算出)は0.6倍台となる。

  週足チャートで見ると、11年以降は概ね1万7000円~2万3000円近辺のレンジを往来しており、足元はレンジ上限に向かう中段保ち合いのようだ。指標面の割安感に見直し余地があるだけに、レンジ上限を指向する動きに変わりはなく、ターゲット水準は2万3000円近辺だろう。なお純粋持株会社への移行に伴い、現在のピーアンドピーは9月26日に上場廃止となり、純粋持株会社のP&Pホールディングスが10月1日に新規上場の予定である(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【今日の言葉】日経平均9000円回復、売方が当面、夏休み(2012/08/17)
【アナリストの眼】電子書籍関連で評価の日本エンター、コンテンツ市場拡大続き好調(2012/08/17)
ネッ上で繰り広げる投資家目線の『Media-IRフェア』がスタート!!(2012/07/13)
【Media-IRフェア】緑内障や高眼圧治療薬レスキュラ点眼液主力のアールテック・ウエノ(2012/08/02)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事