丸紅、インドネシアの二輪販売金融大手に30%出資

2012年8月16日 16:25

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丸紅は16日、インドネシアの新興財閥CTグループ傘下の二輪販売金融大手PTメガ・セントラル・ファイナンスの株式30%を取得すると発表した。写真は同社ウェブサイトのスクリーンショット。

丸紅は16日、インドネシアの新興財閥CTグループ傘下の二輪販売金融大手PTメガ・セントラル・ファイナンスの株式30%を取得すると発表した。写真は同社ウェブサイトのスクリーンショット。[写真拡大]

 丸紅は16日、インドネシアの新興財閥CTグループ傘下の二輪販売金融大手PTメガ・セントラル・ファイナンス(PT Mega Central Finance)の株式30%を取得し、同社の経営に参画することを決定したと発表した。アジア地域での販売金融の事業拡大を図る。

 丸紅によると、販売金融事業は成長分野の一つとして位置付け、強化しており、インドネシアでは1990年代から販売金融事業へ参入しノウハウを蓄積している。

 今回のPTメガ社への経営参画では、販売金融分野の事業拡大を進めると共に、アジア地域での更なる展開も検討していくという。

 丸紅はパートナーとして常勤取締役1名と非常勤監査役1名を派遣し、CTグループと共にPTメガ社の収益基盤の強化を図っていくとしている。

 PTメガ社は設立が2007年5月、資本金は1,000億インドネシアルピア(約8億3,200万円)。

 CTグループは、インドネシアで金融、小売、メディア、プランテーション等の事業を幅広く展開している新興財閥で、日本企業としてCTグループ傘下事業に参画するのは丸紅が初めてという。

 CTグループは、自動車・二輪関連分野での投資・収益拡大を目指しており、丸紅は販売金融分野に加えて、ディーラー事業など、他の自動車関連ビジネスでの協業も視野に入れている。

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