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大和ハウス、準大手ゼネコンのフジタを買収 500億円で完全子会社化
大和ハウス工業は10日、本日開催の取締役会において、準大手ゼネコンの「フジタ」の全株式を取得し、完全子会社化することについて決議したと発表した。株式の取得価額は500億円。株券引渡期日は2012年12月20日を予定している。なお、フジタの株主である有限会社フジタ・ホールディングスは、同社が保有するフジタ株式の全株式を大和ハウス工業に譲渡することに合意している。
フジタは、国内・海外で建設業を営んでおり、国内では建設技術、街づくり・都市再生のノウハウを活かしたビジネスを行うとともに、中国では日系ゼネコンの中でトップクラスの地位を確保しているほか、メキシコやベトナムなどで顧客の海外設備投資を積極的にサポートしている準大手ゼネコン。
大和ハウスは、フジタの有する高い技術力・企画力・販売チャンネルと、大和ハウスにおける提案力・ビジネスモデルを融合することにより、成長の継続(コア事業の競争力強化、収益機会の開拓)及び成長への布石(海外拠点整備、海外展開における業容拡大)に繋がると考えている。
また、フジタの海外事業は、北米・東南アジアにおいて大和ハウスより先行しており、フジタの海外プラットホームを活用することで、大和ハウスグループとして海外事業の拡大・強化を促進することが可能になり、また、国内においても、事業施設・商業施設等のビジネスを拡大・強化することが可能であるとも考えているとし、今回フジタの完全子会社化を決めた。
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