【銘柄診断】ユニーは個人投資家の買いが膨らみ底値固め完了が近い、逆日歩発生も支援

　　ユニー <8270> は急落後の値固め場面に入っているが、買い場と見た個人投資家の買いが流入し始め、出直り相場にタイミング待ちの様相を呈してきた。

　　７月１７日に３０００万株の公募増資をはじめ、新株発行が最大で発行済み株式数の１７．９％規模となるファイナンスを発表、株価はそこから大きく下離れる展開となった。それも７月２５日の７０４円で底を打った後は下げ渋りとなり、押し目買いを誘う状況になっている。７月３０日に公募価格が７０７円に決まったことも、下値への硬直感を強める結果になっている。

　　公募増資は即需給の悪化につながるため、発表とともに売りが先行するのが常である。同社の場合も信用売り残は７月１３日申込み現在の９１万株が８月３日申し込み現在では８２６万株へ急増している。

　　こうした中には公募増資の引き受け先のつなぎ売りが含まれるケースが多く、表面的な数字はあまり鵜呑みにはできないのだが、日証金では連日逆日歩が発生する状況となっており、意外な仕手相場に発展の可能性が出てきた。日証金では、貸し株の返済が進み始めており、売り方の買い戻しが活発化しつつある。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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