【経営者の言葉】テクノアルファ松村勝正会長

2012年7月26日 13:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■メーカー機能を持った技術専門商社へ脱皮

  1989年12月の会社設立からまもなく23年のテクノアルファ <3089> (JQS)。創業時からパワー半導体製造装置を主力とした商社として発展してきた。

  創業者である松村勝正会長は、「これまで当社は利益率重視の経営で取組んできました。さらに、『メーカー機能を持った技術専門社』へ脱皮を図っています。これによって、いっそう利益重視の経営に取組んでいきます。」と、強調する。

  半導体装置、電子材料の輸入販売を行う専門商社として事業を開始して以降、現在では、『半導体装置事業』を柱に『電子材料・機器事業』、『マリン・環境機器事業』などを手がける。さらに、2011年9月より連結子会社となったベリテックが自動車関連業界から計測・検査システムを受託し、自社でハードウエア技術とソフトウエア技術を融合したシステムに作り上げるなど『SI事業』も展開している。

  松村会長は今後の方向を次のように語る。「これまで当社は、輸入品に付加価値を高めるビジネスで展開。最近では、これまで2件のM&Aを行うなどM&A戦略を加えた事業展開を図っています。さらに、神奈川県に自社工場を建設し、今後はメーカー機能を持った商社として成長を目指しています。」という。

  過去5年間平均の営業利益率は10%と高く優秀。ただ、半導体関連ということで、最近の半導体不振の影響を人気的に受けている。「当社の手がけている半導体装置は一般に言われるメモリー用ではなく、エアコン、工作機械、鉄道車両、ハイブリット車などモータに関連した電力制御用です。この点をもっと評価していただきたいと思っています」とIRには今後も力を入れる。

  株価は690円台。年21円配当に対する利回りは3.0%と魅力的水準。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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