【銘柄診断】スタートトゥデイは月次売上げが伸び悩む、求められる成長復帰の兆候

　　スタートトゥデイ <3092> はだらだらと下げる低調な展開が続いている。６月の月次売上げは前年同期比６．４％増にとどまった。今２０１３年３月期に入っての月次売上げの推移は、４月の前年同月比２５．３％増をピークに５月１５．３％増、そして６月が６．４％増と伸び悩み傾向が明らかになっている。

　会社は６月の商品取扱高は想定の範囲内。サマーセールの開始時期を約３週間遅らせる影響から、前年同月比伸び率が限定的なものとなったが、営業戦略に沿ったものとしている。

　株価は１月４日の１８９８円から下げ波動を描いているが、少し引き伸ばして見るとその前、昨年８月１８日の２１５８円から整理トレンドに入っている。そして、昨年８月高値までロングランの上昇相場を演じた根拠になっているのは成長性。

　従って、月次売上げが伸び悩み傾向となってきたのでは、株価の回復は見込みにくい。下げてきてもＰＥＲは１８．２倍と比較的割高な水準。成長復帰への確かな手応えが見られないようだと。戻り売りに押される展開が続きそう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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