【銘柄診断】ローソンはPontaカードの積極展開で顧客の取り込みを進める

2012年7月18日 12:49

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ローソン <2651> は今もなお水準切り上げトレンドの途上にあり、先高感に支えられた強い動きを継承している。

  今2012年2月期の第1四半期の業績は営業利益139億円とは前年同期比8%増となった。震災の反動に加え、生鮮強化や店内調理揚げ物惣菜の品揃え充実、PB「ローソンセレクト」の拡充、「Pontaカード」会員向けポイント付与策の積極化など客層拡大・囲い込みに向けた取り組みが奏功した。

  Pontaカードは三菱商事 <8058> の子会社が運営する共通ポイントカードでローソンの会員数は前々2月期末の30000万人から、前2月期末では4000万人に拡大。ローソンの会員売上げ比率は40%まで達している模様。ポイント割増商品やその他の特典も豊富で、顧客の囲い込みにつながっている。

  顧客の属性や販売データをベースに発注改善が進み、よりニーズのある商品やサービスを開発することにより、他社との差別化を進める方針。今2月期は中国に400店、インドネシアに100店の出店計画がある。今2月期の配当は10円増配の年190円が見込まれ、配当利回りは3.4%と妙味ある水準。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【建設機械関連株展望(1)】欧州・中国停滞、北米と国内好調、国内リースも繁忙(2012/06/10)
【特集:観光旅行・レジャー関連(1)】自粛ムード一巡し需要の回復傾向強める(2012/07/01)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事