【銘柄診断】ヨータイは投資指標は魅力的な水準、日柄整理行き届き次の展開を待つ

2012年7月18日 12:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ヨータイ <5357> (大1)は5月15日の230円と6月1日の227円でダブル底を形成し、現在はそこからの出直り局面。

  過去には仕手筋介入の実績があった銘柄で、中低位仕手株人気に乗り1月5日に440円の高値を示現した。ただ、その前、昨年9月に仕手筋介入の思惑で488円の高値を示現しており、そこから見れば日柄的には整理は十分すぎるほどに行き届いている。

  業績は前2012年3月期こそ営業利益15億5600万円と前々期比7%増益を達成したが、今2013年3月期は営業利益12億円と前期比22%の大幅減益が想定されている。それが株価低迷の最大要因で、セメントや鉄鋼、非鉄向けの需要は底堅く推移しているが、液晶テレビの不振に直面するガラス向けの低迷が響くもの。

  国際競争力向上のため中国子会社の拡充と国内工場の再構築を実施していく。また不定形耐火物の開発、大型鋳込品などを中心とし新製品の開発を積極的に進めていく方針だ。

  信用買い残は3月16日申し込み現在の245万株をピークに減少に転じ、直近7月6日現在では116万株まで、半減以下に整理は進んでいる。PBR0.5倍、配当利回り3.3%と投資指標は魅力的なので、値固めをしながら次の展開を待つ足取りになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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