【銘柄診断】シャープは個人投資家の買いが大量に流入、PER0.6倍の割安さに着目

2012年7月16日 05:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  シャープ <6753> は低迷相場を抜け出せない。7月12日に堺工場に対する台湾の鴻海グループの出資が完了と発表された。

  堺工場の稼働率上昇につながるだけに好材料と思われたが、提携発表後も株価の下落傾向が収まらない。今後の鴻海グループの同社に対する出資に対して、なお不透明感を持つ向きが多いことが示された格好だ。

  しかし、発表後の13日の相場では個人投資家の買いが大挙して流入し、相変わらず個人投資家の人気が高いことを示した。

  堺工場で生産する液晶パネルを、同社と鴻海精密工業がそれぞれ50%ずつ引き取ることにより、高い稼動率維持が可能となるわけで、この提携効果が実現すると、同社の業容は一変する可能性がある。

  液晶テレビの国内不振、大型液晶の在庫過多、ソーラーの過当競争などを指摘し、今2013年期営業利益200億円の見通しに対し、営業赤字の可能性を指摘する声が強い。

  ただ、アナリスト筋も鴻海グループとの提携効果で来2014年3月期は様変わりの業績好転が見込まれている。市場筋の目がそうした来3月期にまで及ぶようになれば、株価も反転の勢いを増すことになりそう。PBR0.6倍はいかにも割安感の強い水準だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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