【銘柄診断】コマツは個人投資家の買い意欲強い、建機の持続的な需要増を評価

2012年7月16日 05:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  コマツ <6301> が6月4日の安値1711円に対応する二番底調べの低調な動きを余儀なくされている。中国関連株としてのイメージが強く、中国経済の成長減速が嫌気されていることが最大の要因。

  ただ、前2012年3月期で見れば中国向けの売上げ比率は11%に過ぎず、もう中国に依存する業容ではなくなっている。

  また北米市場で住宅着工件数が伸び悩み、建機需要の押し上げには至っていないことで、今後減速感が出てくるとの懸念が生まれている。

  そして、資源価格の下落による鉱山機械の受注鈍化リスクなども、株価の上値を抑える要因になりそうと指摘され、証券各社のレーティング引き下げ、目標価格のダウンなどが相次ぎ、見切売りが広がっている。

  ただ、低迷が続いてきた中国向けについては来年には中国景気の回復が想定され、今後は再び収益押し上げ要因に転化の方向が予想される。

  米州やアジア・オセアニアを中心に、鉱山機械や建設機械の需要が拡大するため、今2013年3月期は営業利益3150億円と前期比22%の大幅増益が見込まれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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