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【株価診断】リンテック下値固め、減配でも好利回り、チャート二番底で狙い場
リンテック <7966> の11日(水)株価は31円安の1324円まであった。年初来高値1786円(2月24日)から約26%下げた位置にあり、年初来安値1283円(6月4日)に対しほぼ安値圏にある。
とくに、昨年(2011年)の2月に2464円と大きく買われていたことからみると厳しい下げといえる。これは、昨年11月に2012年3月期を減額したことが響いた。とくに、2011年3月期が営業利益80.4%増の208億8900万円と過去最高益を更新し2012年3月期にも期待が強かっただけに期待外れとなった。結局、2012年3月期は営業利益33.1%減の139億7500万円にとどまった。
また、「投資家の配当に対するとまどいもあったようだ」(中堅証券)という。即ち、「2012年3月期は大幅減益ながら年40円配当を据え置いた。しかし、2013年3月期は営業利益7.3%増益見通しながら6円減配の年34円とすることが響いたといえる。当然、投資家は配当据え置きと見ていたのだろう」(同)という。
また、太陽電池関連の人気が萎んだこともある。アメリカの子会社で太陽電池裏面保護用シートを手がけている。2005年頃には11億円程度だった売上が2011年3月期には107億円と急増。2012年3月期には約66億円と急減、今期は44億円ていどにとどまる見通し。太陽電池の主たるマーケットの欧州が大不振で、一方、製造国の中国では在庫が積み上がり値崩れを起こしているという。2011年2月に2464円の高値をつけ買われたときは太陽電池が材料だったが、完全に人気が剥がれてしまっている。
ただ、今期は前期比4.5%増収、営業利益7.3%増益、1株利益133.8円の見通し。1株純資産は1766円と優秀。スマートフォン向けなどの需要が堅調。また、アジアを中心に拡大展開、海外比率を現在の33%から40%へ向上を目指している。減配とはいえ年34円配当に対する利回りは2.56%。PER9.9倍、PBR0.7倍と指標はそろって割安。
指標面では下値はないとみてよいだろう。ただ、信用買残が比較的多く、しばらく処分売りが続きそうだ。このため、まだ下値水準でのモミ合いだろう。週足チャートでは1261円に対し1283円で二番底を形成している。中期投資には好仕込み場といえるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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