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【銘柄診断】ファナックは基本的な成長路線は不変、下がれば個人の買いが流入
記事提供元:日本インタビュ新聞社
ファナック <6954> がやや調整色の強い展開になっている。中国経済の成長減速懸念が底流にあるほか、内閣府が9日に発表した5月機械受注統計で船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)が、前月比14.8%減の6719億円と2カ月ぶりの減少となったことが嫌気されている。
しかし、前2012年3月期業績の下振れ着地、今2013年3月期9月中間期の営業利益が1130億円と前期比3%減の見込み。さらにはアナリスト筋のレーティング引下げなど、これまで悪材料は時間をかけて株価に十分に消化されており、ここからさらに売り込まれていく状況にはないと思われる。
また工作機械の動きをコントロールするコンピューター数値制御(NC)装置の生産能力を2012年中に3割増やすと見られており、目先のブレはあっても、基本的な成長路線は変わらないとの見方が強い。
株価が下がるとすかさず個人投資家の買いが流入しており、市場の基本的な先高感は継続されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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