【銘柄診断】日野自動車は新展開に突入、海外の伸張でグローバル企業へ変身

　　日野自動車 <7205> は７月５日に６１３円と４月２日の高値６１２円を更新し、新展開に突入してきた。いすゞ <7202> をはじめ、自動車株はまだ出直りの途上にあり、新値圏に躍進してきた同社の足取りは圧倒的な強さと言える。

　　国内では復興需要の本格化でトラックの売上げが拡大し、海外でも需要好調が続く見通しにある。特に、海外ではインドネシアとタイを中核的な生産拠点に育て、最重点市場のアセアン地域での拡販の基地とする方針。

　　そうした海外の売上げ増を映し、今２０１３年３月期予想の営業利益４８０億円（前期４０３億円）は早晩増額との見方が強く、それが高値躍進の原動力。しかもそうした増益が来２０１４年３月期以降も継続が想定される見込みにあり、上値への期待感を押し上げている。

　　直近の信用残は売り残１５７万株、買い６０万株と信用倍率は０．３８倍。日証金では連日逆日歩も発生している。さらに高みを目指す資質は十分だろう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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