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【特集:観光旅行・レジャー関連(2)】海外旅行の大手各社取扱額は好調
■海外旅行は円高を追い風に大手軒並み大幅伸長
6月13日に観光庁が発表した「主要旅行業者の旅行取扱状況速報」によると、12年4月の主要旅行業者58社の総取扱額は4638億円だった。11年4月に比べて35.4%増加し、東日本大震災前の10年4月との比較でも5.3%増加した。
このうち海外旅行は1744億円で、11年比28.9%増加し、10年比でも14.9%増加した。国内旅行は2835億円で、11年比37.5%増加し、10年比でも0.4%増加した。外国人旅行は58億円となり、11年比5.1倍だったが、10年比では8.3%減少した。
主要旅行業者別に12年4月の総取扱額を見ると、JTBグループ(14社合計)は前年同月比39.8%増加の1037億円、近畿日本ツーリスト(東証1部9726)は同27.3%増加の255億円、日本旅行は同28.8%増加の273億円、阪急交通社は同68.3%増加の350億円、エイチ・アイ・エス(東証1部9603)は同22.3%増加の256億円、楽天トラベルは同32.5%増加の239億円となり、大手各社の取扱額は総じて好調な模様である。
このうち海外旅行については、為替の円高が追い風となるため、引き続き好調に推移することが期待されている。
観光庁の「主要旅行業者の旅行取扱状況速報」で、海外旅行取扱額は12年4月で9カ月連続の増加となった。為替の円高を背景として、韓国などのアジア方面、そして欧州方面やハワイ方面が好調な模様である。
4月の主要旅行業者別の海外旅行取扱額を見ると、JTBグループ(14社合計)は前年同月比36.6%増加の375億円、近畿日本ツーリスト(東証1部9726)は同21.1%増加の91億円、日本旅行は同13.2%増加の87億円、阪急交通社は同52.7%増加の222億円、エイチ・アイ・エス(東証1部9603)は同21.8%増加の244億円となった。海外旅行については、大手各社の取扱額は総じて好調な模様である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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