【銘柄診断】ファースト住建は戸建て住宅の売り上げ増が顕著で連続増益が有力

2012年6月26日 16:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ファースト住建 <8917> (大2)は5月15日の593円、6月4日の600円でダブル底を形成、典型的な大底入れパターンを経て戻り相場の色彩を強めてきた。

  同社は兵庫県、大阪府を中心とした近畿圏や愛知県で戸建住宅を中心に展開している。戸建て分譲の販売棟が862棟と前年同期比23%増を確保、今2012年10月期の4月中間決算は営業利益21億6700万円と、前年同期比26%の増益を実現した。今10月期通期に付いても営業利益48億3000万円と前期比12%の増益が見込まれている。

  住宅ローンが低金利で推移しているうえ、住宅取得促進の政策効果などにより、住宅建設は好調が続くものと見られている。そのため戸建て分譲住宅の用地取得を積極化しており来2013年10月期についても連続増益が有力となっている。

  今10月期の営業利益48億3000万円は2004年10月期の45億7700万円を上回る過去最高益となる。そうした状況を見れば、PER4.3倍は余りにも評価が低い。PBR0.6倍、配当利回り4.6%という投資指標からは、戻り継続の波動も考えられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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