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【銘柄診断】アンリツはもみ合いもモバイル関連株人気再燃で割安修正余地
アンリツ <6754> は22日、16円安の894円まで下げて3日ぶりに反落した。同社株は、6月12日払い込みで株式売出し(売出し価格784円)を実施、需給悪化懸念を強めて年初来安値757円まで急落したが、この安値水準で米マイクロソフトのタブレット型端末への進出、アンリツ自体の計測装置の新工場建設・生産能力増強報道などが続いてモバイル関連人気が再燃し、株式売出しは織り込み済みとして調整幅を上回って922円までリバウンドした。
このリバウンド水準で利益確定売りが交錯しているものだが、なお割安修正余地がありそうだ。株式売出しは、投資家層の拡大を目的にしており売出し株式数を765万株、売出し価格を申し込み期日の6月6日終値に対して3.09%ディスカウントして決定された。
一方、同社の今3月期業績は、今期から国際会計基準を任意適用することから前期比較はないが、純利益は100億円と高水準維持を予想している。スマートフォンや高機能携帯端末の製造用や、ネットワークインフラ向けの計測装置が続伸していることが要因で、6月20日の日経紙の報道では、40億円を投資して福島県郡山市に新工場を建設、生産能力を5割増強して対応すると観測報道された。
株価は、年初来安値から170円幅の底上げをしたが、PERは11倍台と割安である。モバイル関連人気で今年3月には年初来高値1122円まで買い進まれ高株価実績もあり、意識されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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