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【株式市場を検証】重要イベントの米FOMC通過と円高一服で安心感
【日経平均株価、TOPIXともに続伸】
■東証1部市場の売買代金は9営業日ぶりに1兆円を上回る
21日は上昇した。日経平均株価は前日比71円76銭(0.82%)高の8824円07銭、TOPIXは前日比6.62ポイント(0.89%)高の753.96となり、いずれも続伸した。重要イベントの米FOMC(連邦公開市場委員会)通過と為替の円高一服が安心感につながった。
日経平均株価の日中値幅は68円18銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆870億円となり、前日の9532億円に比べて増加し9営業日ぶりに1兆円を上回った。
前日20日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比12ドル94セント(0.10%)安の1万2824ドル39セントと小幅反落した。前半は米FOMCの結果待ちで小動きだったが、積極的な追加緩和が見送られたことで失望感がやや優勢になった。
S&P500株価指数は前日比0.17%安と5営業日ぶり小幅反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.02%高と小幅に5営業日続伸した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比41円72銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き340万株の買い越し観測だった。外国為替市場で円安方向に傾いたことが支援材料となった。
寄り付き後の日経平均株価は、株価指数先物取引が主導する形で徐々に上昇幅を広げる展開となり、8850円台まで上昇する場面もあった。重要イベントの米FOMCを通過したこと、為替がやや円安方向に傾いたこと、MSCIのカテゴリー変更で韓国や台湾が先進国指数入りしなかったことなどを好感した。
午後に入っても序盤は、日経平均株価はこの日の高値圏で推移した。午後の中盤以降になると株価指数先物取引が主導する形で上昇幅を縮小する場面もあったが、概ね8800円台前半で推移した。金融大手HSBCが発表した中国6月製造業PMI(購買担当者景気指数)速報値の影響は限定的だった。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1211(全体の72%)、値下がり銘柄328(全体の20%)だった。ほぼ全面高の展開の中、セクター別にはパルプ・紙、医薬品、石油・石炭製品、ゴム製品、金属製品、自動車、その他製品、不動産、陸運、空運、情報・通信などの上昇が目立った。一方で水産・農林、海運が下落した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、3位のホンダ <7267> 、13位のディー・エヌ・エー <2432> 、28位のリコー <7752> の大幅上昇が目立った。
また1位のトヨタ自動車 <7203> 、2位のソフトバンク <9984> 、4位の三菱UFJFG <8306> 、7位のキヤノン <7751> 、9位のパナソニック <6752> 、10位の三井住友FG <8316> 、11位の日産自動車 <7201> 、14位のみずほFG <8411> 、15位のNTT <9432> 、16位の伊藤忠商事 <8001> 、17位の東芝 <6502> が上昇した。
一方で、8位のシャープ <6753> の大幅下落が目立った。また5位のファナック <6954> 、6位のグリー <3632> 、12位の日立製作所 <6501> 、18位のコマツ <6301> 、19位のソニー <6758> 、21位の三菱重工業 <7011> が下落した。
米FOMCを通過して米国株式市場は高安まちまちの展開となったが、外国為替市場で円安方向に傾いたことも安心感につながり、日本株式市場は上昇した。
中国、韓国、台湾など、アジアの主要株式市場は軟調な展開だっただけに、久しぶりに日本独自の動きとなったとも言えるだろう。東証1部市場の売買代金も9営業日ぶりに1兆円を上回った。
ギリシャ問題やスペイン問題に対する警戒感は強く、20日~21日のECB(欧州中央銀行)理事会(金利発表なし)、22日のフランス・ドイツ・スペイン・イタリア首脳会議、EU財務相理事会、28日~29日のEU首脳会議と欧州での重要イベントも控えているだけに、海外市場の動向次第という状況に大きな変化はないだろう。ただし、底入れ感を強めてきたとも言えそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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