【銘柄診断】東芝は下げ一巡感が強まる、個人投資家の割安買いの動きが顕著に

2012年6月16日 09:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東芝 <6502> は6月4日の272円で底打ちを確認、戻り相場を指向し始めている。今2013年3月期の業績は営業利益が3000億円と前期比45%の大幅増益が見込まれている。これまでのピーク利益である1990年3月期の3159億円に急接近、業績回復力の強さが際立っている。

  LED照明や白物家電などの家庭電器部門が順調に推移しているほか、火力・水力発電などの社会・インフラ部門も好調。電子デバイス部門の主力製品であるNAND型フラッシュメモリーはPCやテレビなど民生向けの需要が軟調だが、スマートフォンやタブレット端末などに需要が強く、今期後半にかけては回復感を強めるものと見られている。

  そうした傾向を引き継ぐ来2014年3月期は営業利益がピークを更新する見込みだ。それにも関わらず株価の評価が低い。今3月期予想でもPERの評価は9.2倍にしか過ぎない。3月19日の高値383円からなし崩し的な下げに見舞われ、下落率は29%に達した。ここ個人投資家の買いが膨らんできただけに、戻り相場指向のトレンドに転換の方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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