住友商事、タンザニア初の天然ガス焚き複合火力発電所を受注

2012年6月7日 18:48

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 住友商事は7日、タンザニアの国営電力公社との間で、同国発電能力の約20%を担うことになる240MWのKinyerezi天然ガス焚き複合火力発電所(キネレジ発電所)の建設契約を締結したと発表した。

 キネレジ発電所は、タンザニアで初めての天然ガス焚き複合火力発電所であり、旧首都で現在も中心都市であるダルエスサラームから約30キロ南西の地に建設される。

 今回の案件は、日本企業を中心として主機およびコントロールシステムが納入される他、タンザニアへの技術移転プログラムも含まれており、完工後2年間の保守運転業務の提供を通して、高効率発電所の管理技術の現地化および現地スタッフの人材育成に取り組むもの。

 契約交渉にあたっては、日本国外務省、在タンザニア日本国大使館との緊密な官民協力体制を構築して臨み、日本政府と連携しての現地情報の交換や分析、タンザニア政府関係当局への積極的な働きかけなどが大きな支援となり、今回契約成立に至ったという。

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