【今日の言葉】暫定の行方

2012年6月2日 17:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  『暫定の行方』=橋下大阪市長が関西電力大飯原子力発電所の再稼動を容認したことで政府も再稼動へゴーサインを出すものとみられる。

  大阪府、京都府、福井県、滋賀県、三重県、和歌山県、奈良県、兵庫県など広い範囲に電力を供給する関西電力。多くの水力発電所も持つものの、原発依存は5割超と大きい。それが稼動しないとなると影響は大きい。特に、関西の夏は蒸し暑い。高齢者でなくともつらい。

  一方で、福島原発事故の放射能の影響は続いている現実もある。当然、庶民の気持ちは狭間で揺れ動いている。このため、「暫定」という言葉が使われているのだろう。ただ、再稼動後、日が経つに連れ、「大丈夫」に置き換わり、暫定が暫定でなくなる心配もないわけではない。

  急反発している関西電力 <9503> の株価がどこまで戻すことができるか。恐らく、「暫定」の行方を見守るものとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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