【銘柄診断】日産自動車は利益水準の高さに注目、3段下げ完了し底入れ確認へ

2012年5月23日 20:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日産自動車 <7201> は4月2日の905円高値から調整局面に入っている。今2013年3月期は営業利益7000億円と前3月期比28%増益が見込まれている。

  トヨタの2.8倍の営業増益、あるいはホンダ <7267> の2.7倍の営業増益などと比べると増益率に物足りなさもある。しかし、同社の場合、前2012年3月期に営業利益5458億円と自動車業界を取り巻く悪環境を払い、2%の営業増益を確保している特筆すべき事情がある。

  トヨタは今期1兆円の営業利益が見込まれているが、2008年3月期のピーク利益2兆2703億円にはかなり距離を残す。しかし、日産の場合は今3月期の営業利益7000億円は2006年3月期のピーク利益8718億円に手が届きそうな水準である。配当利回りは3.2%に達し下値不安は乏しい。チャートも3段下げ完了時期が近づいている。押し目買いゾーンに入っていると思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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