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NECが3局に東京スカイツリー向け高効率地デジ放送用送信機を納入
記事提供元:エコノミックニュース
NECがテレビ朝日、テレビ東京、フジテレビジョンに、地上デジタルテレビ放送用送信機(DTU-50Eシリーズ)を納入したと発表。本送信機は、東京スカイツリーから関東広域圏に向けて地上デジタルテレビ放送の電波を送信するためのもので、東京スカイツリー内の送信機室に設置されている。
NECは、世界110カ国の放送事業者や通信事業者などに、最先端かつ高信頼な機器や設備を提供しており、特に、デジタル放送用送信機においては、1998年に世界初の地上デジタル放送商用サービスが開始された英国に機器を納入して以来、42カ国に納入し、世界で累計3000台以上の出荷実績がある。
そんなNECによって今回設置された送信機には、アンプを効率化するための手法として、定常的に動作する増幅器と、瞬間的に動作する増幅器が並列接続されているドハティ方式の超高効率水冷電力増幅器を搭載。電力増幅器単体としては、従来18%程度だった電力効率を30%以上まで高め、従来の地上デジタルテレビ放送用送信機に比べ、消費電力を40%以上削減している。
5月22日にグランドオープンを迎える東京スカイツリー。自立式電波塔世界一の高さを誇るだけに諸外国からの関心も高く、日本技術の広告塔としての役割も併せ持つ。塔の建設に直接関わる技術ではなくても、そこに採用されることの広告効果は十分であろう。この広告効果は、2期連続当期赤字・無配となっているNECを浮上させるものとなるであろうか。眼前に明るい将来が望めることを期待したい。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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