東急電鉄、2012年度に鉄軌道事業で総額483億円の設備投資を実施

2012年5月16日 11:11

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東横線と東京メトロ副都心線の乗り入れ車両として更新する5050系車両(写真:東京急行電鉄)

東横線と東京メトロ副都心線の乗り入れ車両として更新する5050系車両(写真:東京急行電鉄)[写真拡大]

 東京急行電鉄は15日、2012年度に鉄軌道事業で総額483億円の設備投資を行うと発表した。鉄道事業者の最重要の責務である安全対策に一層注力するとともに、東横線と副都心線との相互直通運転へ向けた工事やサービス向上などに引き続き積極的に取り組んでいく。

 安全対策とサービス向上の取り組みには342億円を投資する。2012年度は、駅・高架橋・トンネルなどの耐震補強工事、下神明駅・緑が丘駅の改良工事など、より安全で安心・快適な東急線を目指していく。また、東横線の30両を節電や環境に配慮した新型車両5000系に更新する。

 鉄道ネットワーク拡充には141億円を投資する。2012年度中に予定している東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始に向けて、東横線渋谷~代官山間地下化工事や特急・通勤特急・急行列車の10両編成化対応工事を柱とする「東横線渋谷~横浜間改良工事」を計画どおり進めていく。

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